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AWS認定 Solutions Architectに合格したので、
具体的な勉強方法や試験の難易度などを共有します!
みなさんの勉強にお役立てください!
受検した2024年6月時点の筆者の状況は以下になります。
ざっくり結論をまとめます。以降の記事内で詳細に紹介します!
- 勉強時間は30時間ほど
- 書籍、Udemy、Ping-tを使って勉強
- 不明点を自分で調べて理解することが大切
- 各サービスの概要とよくある構成を覚えれば難易度はそれほど高くない
AWS Solutions Architect - Associateとは?
「AWS Certified Solutions Architect - Associate」はAWSの認定資格の1つです。※以下、SAAと表記
クラウドのアーキテクチャ設計に関する知識が問われる試験です。EC2やS3などAWSのサービスはたくさんありますが、「これらのサービスをどのように組み合わせてシステムを構成するか」の具体的なhowが問われます。
AWS認定は2024/06時点で12個の認定資格があります。ざっくり4グループに難易度が分かれており、SAAは下から2番目の難易度である「Associate」に該当します。
- Foundational
- Associate
- Professional
- Specialty
※各グループの具体的な資格は頻繁に変わるので気になる方は公式ページをご覧ください
試験の概要を以下にまとめます。
- 試験形式:CBT試験 or オンライン受験
- 問題形式:65問の選択式問題(複数選択も有り)
- 試験時間:130分
- 合格基準:1000点のうち720点以上
- 受験料:22,000円(税込み)
※CBT試験...試験会場に用意されたパソコンで受験する方式
※オンライン受験...自宅で自分のPCで受験する方式
※受験料については過去にAWS認定を受験していれば半額クーポンが貰えることがある
学習教材
私が実際に学習に使用した教材を紹介します!
結論としては、
・アソシエイト教科書で概要を理解し、Ping-tで問題演習をすれば合格できた
・Udemyの模擬試験は時間が余ったら演習する価値あり
・Udemyのインプット教材は資格合格だけ目指すなら不要だった
1.徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書
- タイトルの通りAWS SSA用に作られた書籍
- 基本的なインプットはこれで十分
- アーキテクチャの構成について図解があってわかりやすかった
- 教科書なので問題演習の教材は別で用意する必要がある
2.【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト
- Udemyで公開されているSAAのインプット学習用の動画教材
- ハンズオン形式なので実務でも活かせる知識が得られる
- 定価で8000円ほどするが頻繁に起こるセール時には2000円くらいになる
- 動画が長すぎて試験合格のみに焦点をあてると学習効率が悪いと感じた
上記理由で筆者は途中で利用を断念
3.【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
- Udemyで公開されているSAAの問題演習用の教材
- 難易度が高い問題が多いが、この問題集を理解できれば合格できる
- 全6回分のうち5,6回目の問題の類似問題が試験でもいくつか出題された
- 定価で8000円ほどするが頻繁に起こるセール時には2000円くらいになる
- 問題の難易度が高いため学習者のメンタルがやられているコメントが散見された
4.Ping-t
- メアドでユーザ登録すれば700問近くの問題を完全無料で演習できる(2024/06時点)
- 「試験レベル」に該当する問題の中から類似問題が実際の試験にも出題された
- 解説が充実しており、移動時間にスマホでできたのもよかった
勉強方法
私が実施した勉強方法を共有します!
非効率な部分もあったのでみなさんは以下を参考にカスタマイズして勉強していただければと思います。
1.「アソシエイト教科書」を読む(5時間ほど)
まずは「アソシエイト」教科書を読み、各サービスの存在と概要について理解しました。深い理解は問題演習で得ようと思っていたので、空き時間にぱらぱらと読んでいただけです。
この本のレビューにもありますが、この教科書のみで合格することは難しいと思います。ただし、図や解説はアーキテクチャのイメージをざっくり知るには十分でした。(むしろ、あまり細かい深い知識を序盤で出されると頭が追いつかなくなるタイプなのでありがたかったです)
2.Udemyのインプット教材を視聴(2時間ほど)
次にUdemyのインプット教材をはじめから視聴しました。
ハンズオン形式なので自分でも手を動かしながら勉強していました。しかし、動画自体は40時間ほどあり、実際に手を動かしていると永遠に終わらない気がしてきたため利用を断念しました。
動画自体の質は高いのでしっかりこなせば実務でも活かせる知識を十分得ることができると思います。もし、時間や気力に余裕のある方はこの教材をちゃんとこなすと良いと思います!
3.Udemyのアウトプット教材で問題演習(20時間ほど)
その後、問題演習を始めました。
65問の模擬試験が6回分収録されています。「問題を解き、全問題を見直す」というシンプルな勉強法を繰り返したのですが、見直しの際には以下の観点を意識して取り組みました。(6回目のみ全70問)
実際に模擬試験を解いたときの私の成績を紹介します!
「合格基準を取れるまで」を目標に演習したところ2周ずつ演習していました。最後の5,6回目は時間がなく、2周目までできませんでしたが、試験を終えたいまだから思うこととして5,6回目こそ類似問題が多く出題されていたのでちゃんとやっておくべきでした!
また、問題の難易度が高いため先に「Ping-t」から演習をしておけばよかった、という後悔もあります。
第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 | 第6回 | |
①試験実施日 | 2024/04/25 | 2024/04/28 | 2024/05/19 | 2024/05/22 | 2024/06/09 | 2024/06/12 |
①試験結果 | 31/65問 | 30/65問 | 32/65問 | 41/65問 | 42/65問 | 35/70問 |
②試験実施日 | 2024/04/29 | 2024/05/19 | 2024/05/31 | 2024/06/09 | - | - |
②試験結果 | 60/65問 | 58/65問 | 52/65問 | 55/65問 | - | - |
4.Ping-tで問題演習(3時間ほど)
最後の仕上げとしてPing-tで問題演習しました。
Ping-tでは約700問の問題を無料で演習できますが、私が実施したのは「試験レベル」に該当する200問ほどです。
Udemyの高難易度問題を解いていたので8割くらいは正解できました。ただ、残り2割はUdemyの問題集では見たことがなかったためやっておいてよかったです。
実際の試験でもPing-tの問題の類似問題が出ていたので、Udemyよりも優先的に解いておけばよかったと感じています。
合格のためのアドバイス
最後に「合格のためのアドバイス」を偉そうに語ってこの記事を終わりたいと思います。
私が実際に試験を解いてみて「類似サービスの違い」と「仲の良いサービス」を抑えることが重要だと感じました。
例えば、以下のような類似サービスの違いについて「どのような場面で使いわけるか?」を意識的に確認すると良いです。
- S3とS3 Glacier
- EC2とLambda
- RDSとAurora
- ECSとEKS
- Kinesis Data StreamsとKinesis Data Firehose
。。など
また、「アーキテクチャの構成上よく一緒に使われる仲の良いサービス」も意識的に確認しましょう。
- API GatewayとLambdaを使ったAPI構成
- SNSとSQSを使ったファンアウト構成
- Kinesis Data FirehoseとLambdaを使ったストリーム処理構成
。。など
この2点を問題演習中に見かけたらメモしておいて復習するだけで合格にかなり近づくと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!
みなさんのAWS学習のお役に立てば幸いです!
おわり
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