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こんにちは!はづきです
文系から1部上場IT企業に就職しエンジニアをしています
ITパスポートって何の役に立つんだろう?
取得のメリットが知りたいな。。
この記事では「ITパスポート取得のメリット」について解説します
ITパスポートは知識習得だけでなく、実際に就活や進学に用いることも可能です。また、経営者や社員のマネジメントをする立場の人は部下・社員にITパスポートの取得を推奨することでもメリットがあります
今回は、様々な側面からメリットを紹介します。みなさんに当てはまるメリットを探して、試験勉強のモチベーションアップに繋げてください!
- ITの基礎教養が身に着けられる
- 大学入試/就職活動で活用できる
- 日々の仕事/生活で知識を活かせる
ITパスポートの学習がしんどくなっている人は学習サービスを利用することをおすすめします
スタディングという学習サービスでは、実質6000円ほどで授業動画やカラーテキストの視聴、問題演習が可能です。スマホやPCでいつでもどこでも学習ができるので勉強する心的負担が減ると思います
IT業界への就活を考えている方は、以下の記事も読んでみるといいと思います
実務力が評価される側面が強い業界なので、最低限のスキルを身に着けておくと有利になります。簡単なプログラミング経験だけでも、未経験よりは全然マシです
ITパスポートとは
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
引用元:ITパスポート試験 iパスとは
ITパスポートとは、情報処理技術者試験の一つで、情報処理に関する基礎的な知識や技能を持つことを証明する資格です
情報処理に関する基本的な知識や技能を身につけたい方や、将来的に情報処理技術者を目指す方にとって、入門的な資格として役立ちます
具体的には、コンピュータの概要・情報システムの基礎知識、ワープロやスプレッドシートなどの基本的なアプリケーションソフトウェアの使い方、ネットワークの知識などが含まれます
難易度としては、高校生でも基礎的な情報処理の知識があれば合格することができます。試験は、2時間のCBT(Computer Based Testing)方式で構成されており、受験料は7,500円です(2023/2/26時点)
メリット1:知識習得の観点から役に立つこと
ITパスポートではIT知識以外の幅広い知識が身に付きます!
ITパスポートの試験範囲は以下のように分野が分けられており、法律や経営、開発業務でのマネジメントに関する知識も学べます
以下では知識習得の観点でのメリットについて解説します
ITの基礎知識を身につけられる
ITパスポートではITに関する基本的な用語を身に着けることができます
CPUやHTTPなど、普段よく聞くけど意味はわからない言葉ってありませんか?ITパスポートではこのような用語はもちろん、プログラミングやコンピューターの構成要素について学ぶことができます
ITパスポートはシステムの開発者向けの資格ではなく、ユーザー向け(一般消費者)の資格です。ITパスポートレベルの知識があれば、『ちょっとITに詳しい人』になれます
ビジネスの基礎知識を身につけられる
ビジネスに関する知識も習得できることもITパスポートのメリットに1つです
用語レベルの浅い知識ではありますが、幅広くビジネスに関する用語を学ぶことができます。学生の方は、社会人になる前に用語だけでも理解しておくと良いと思います
組織の構成、法律、財務まで学べます。会社がどのように経営されているかの概要を知るうえでも役に立つのがITパスポートです
株主総会、決算、社会的責任、PDCA、階層型組織、CEO、CIO、損益分岐点、粗利益、固定費、変動費、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、投資利益率、著作権法、商標法、サイバーセキュリティ基本法、労働基準法、コンプライアンス、情報倫理...
参考:「ITパスポート試験」シラバス(Ver6.0)
上位資格取得の足がかりになる
ITパスポートはIT上位資格の取得を目指すための学習に利用できます
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験は難易度は異なるものの、試験範囲はほとんどITパスポートと同じです。これらは午前試験と午後試験の2つの試験を受ける必要がありますが、午前試験の出題形式と問題の内容はITパスポートと似ています。
そのため、ITパスポートは上位資格の学習に役に立ちます。ステップアップで資格取得を目指したい人は受験することをおすすめします
また、ITコーディネーター試験ではITパスポートで一定の得点を取ると優遇を受けられます。直接的に利用できる場合もあるので調べてみると良いと思います
参考:ITコーディネーター 専門スキル特別認定制度/ITC試験優待プログラム
体感としては、
基本情報技術者試験(FE)の午前問題はITパスポート(IP)とほぼ同じでした
IPを取得していればFEの午後問題の学習に専念することができます
メリット2:大学進学/生活の観点から役に立つこと
ITパスポートは大学進学や大学生活で活用することが可能です
IPAで活用できる入試優遇や単位認定がまとまっています。自分の志望大学や所属大学があるか探していみましょう
入試優遇制度にITパスポートを活用できる
ITパスポートでは大学入試で優遇を受けることができます
自分の志望する大学・学部をチェックして受験を検討しましょう!
- 学科試験免除
- 合否判定優遇/合否判定考慮
- 点数加算
- 出願条件
ITパスポートで単位認定を受けられる
大学によってはITパスポートが単位として認められることもあります
もし、取得をしている人は申請をして単位を稼ぎましょう!卒業ぎりぎりで単位不足に陥らないように、取得できる単位は取得しておいたほう良いです
受験料補助や報奨金が受けられる
大学によっては受験を推奨していて補助金がもらえることもあります
こちらも上記のリンクから「受験推奨」をクリックすれば確認することができます。受験を検討している方はぜひ活用してください
メリット3:就職活動の観点から役に立つこと
ITパスポートは就職活動でも活用可能です!
私自身、文系からの新卒就活に活用してIT企業から内定をもらいました
ここではアピールポイントについて簡単に紹介します。詳しく知りたい方は参考記事を読んでみてください
ESで継続的な学習ができることを示せる
ITパスポートを取得することで継続的に学習することができることを証明することができます
IT業界では日々新しい技術の勉強が必要です。そのため、企業からしても学習姿勢がある人を採用したい傾向にあります。未経験からの就活の場合は、ITパスポートを取得してITの学習をしっかりこなせる所をアピールしましょう
面接で業界への本気度を伝えることができる
ITパスポートの取得によってIT業界への本気度を伝えることができます
企業側からすると内定を出しても辞退されてしまうことは避けたいことです。IT業界以外も視野に入れている就活生は、よほど優秀でない限り内定を出すか迷います
そこで、ITパスポートを取得することによって「IT業界を主眼に置いて就活している」ことを示すことができます
ITパスポートは知識レベルとしては低いです
知識を誇示するようなアピールはやめたほうが良いです!
IT業界の人からすれば当たり前の知識なので。。
メリット4:会社業務の観点から役に立つこと
日々の会社業務でもITパスポートは役に立ちます
ここではIT職種と非IT職種に分けて解説します。どちらもIT未経験の方が取得した場合を想定しています
IT職種:ITの基本用語が理解できるようになる
IT未経験からIT企業に就職した場合、社内研修で使われるIT用語が理解できないことが多々あります
先輩社員の説明に専門用語が多すぎて、結局何を言っているのかわからない。。こんな悩みはよく起こります
そういったときに、あらかじめITパスポートで基本用語を理解しておくとスムーズに研修を進めることができるでしょう
普段の業務でもはじめのうちはわからない用語ばかりになります。事前に学習をしていればそんな負担を減らすことができると思います。また、先輩・上司からの評価にも影響があるでしょう
IT企業で働きはじめたとき、
会話中のカタカナ・英略語の多さに驚きました!
事前学習をせずに飛び込むとかなり苦労すると思います
事務職:システム部門との会話を円滑に行える
非IT職種の人でも会社のシステム部門や取引先のIT企業の人と話す場合もあると思います
このような場合にIT用語を少しでも多く知っておけば、円滑にコミュニケーションをとることができます
会話でわからない用語が出るたびに聞き返すことは相手側としても面倒に感じます。そのような負担を取り除くことができるので『また会議をするならあなたと!』と思わせることもできます
メリット5:経営者の観点から役に立つこと
企業や省庁でもITパスポートの取得が推奨されはじめています
主な目的は以下の通りです。ひとつずつ解説していきます
- 社員のIT能力向上による業務効率化やビジネス拡大
- 企業のコンプライアンス・セキュリティ意識の強化
部下・社員のIT能力の向上
いまやITスキルはどの業界に置いても必要とされています
普段の人が行っていた業務をシステム化することで人件費を削減し利益を上げることが期待できます
そのようなときに"ITシステムについてある程度理解のある人材"が重宝します。外部IT企業にシステム化の依頼をするにしても、ある程度ITの話ができる社員が社内にいたほうが良いです。自社に合ったシステムの希望を出す際に社内の人間が適切に提案したほうが正確に伝わるからです
また、IT技術とのかけ合わせによってビジネス拡大を狙うことができます
「IT×金融」、「IT×農業」といったITスキルとのかけ合わせが注目されています
競合のIT化が遅れている業界ほど差別化が狙えます。逆に、競合との差をこれ以上開かせないために積極的にITの能力を自社に取り込むことも重要といえます
企業のセキュリティ・コンプライアンスの強化
ITの知識を正しく身に着けることでセキュリティ・コンプライアンス意識を強化することができます
個人情報や社内の情報の漏洩やメールの誤送信など、企業の信用を下げる要因はいくつかあります。特に個人情報の漏洩は1回でも起これば社会的信用を失い、業績を落とす場合もあります
社員一人一人がIT知識を身に着け、これらを意識して日々の業務を行うことでリスクを下げることに繋がります
また、システム化を上手く活用することで人的ミスの発生を防ぐこともできます
【実体験】ITパスポートを取得してよかったこと
メリット解説の最後として、私がITパスポートを取得してよかったと思うことを紹介します
取得時期は大学生のときです
そのときのことを思い出して書きました
新卒就活で活用しIT企業から内定をもらう
当時の私はESや面接でITパスポートを活用しました
文系出身だったので、「IT業界を目指しています!」という本気度を伝えるために取得をしました
面接などではITパスポートとプログラミングの多少の経験について深堀りされたのを覚えています。実際に勉強してみてどう感じたか?どのように学習を進めたか?など。
同じIT未経験の就活生の中でも、何もITの学習をしていない人はいたりします。主体的に学習を進めたという点でも差別化できていたのだと感じます
スマホやPCの性能比較ができるようになった
庶民的な話ですが、スマホやPCの購入に役立ちました
店頭やECで売っているスマホやPCの性能表を見て購入を検討できるようになりました
CPUとか、通信速度とか。どの値がどれくらいあれば自分にとって十分なのかが判断できるようになったのはITパスポートを取得してからです
ITパスポートはユーザー(消費者)向けの資格です。実体験として、普段の実生活でも活かせる知識が身に付くと思いました
ITパスポートに合格するためには
ITパスポートの取得を検討している方に向けて「合格するための方法」について解説します
ここでは簡単な解説に留めますが、他の記事に詳細はまとめているのでご参考ください
ITパスポートの難易度と合格率
【受験年度】 | 【合格率】 |
2016年度 | 48.3% |
2017年度 | 50.4% |
2018年度 | 51.7% |
2019年度 | 54.3% |
2020年度 | 58.8% |
ITパスポートの合格率はざっくり50%ほどです
難易度はそれほど高くないです。しっかり勉強すれば取得できます
非IT企業や学生の方も多く取得している資格なので、専門的なIT知識は問われません
ITパスポート合格までの学習時間
理系学生は70~100時間、文系学生は80~130時間の学習で合格できると言われています
私の場合は120時間ほどかかりました
各知識をしっかり理解しようとすると時間がかかります。合格するだけなら理解できていなくても過去問を演習して丸ごと暗記してしまえばそれほど時間はかかりません。目的に応じてどれくらい深く学習をするかを決めましょう
ITパスポートの勉強方法
ITパスポートの学習は問題演習などのアウトプットを多めにすることがおすすめです
アウトプットをしながら各用語の理解を深めていくのが良いでしょう
土台となるインプットは参考書を購入したり学習サービスを利用しましょう
アウトプットは「ITパスポート試験ドットコム(過去問道場)」がおすすめです。無料で数年分の過去問を解くことができます
また、インプットとアウトプットの両面でスタディングがコスパ最強です。無料講座もやっているので試してみてください
まとめ:取得に意味があるかは自分次第!
今回はITパスポートのメリットについてまとめました
- ITとビジネスの基礎教養が身に着けられる
- 大学では入試や単位認定に活用可能
- 就活生はES・面接での強みとしてアピールできる
- 企業のセキュリティ意識・コンプライアンス強化が期待できる
- 日々の仕事や生活で知識を活かせる
活用方法は人それぞれです。自分にとって意味がある資格かどうか検討してみてください!
おしまい
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