就職でITパスポートが有利に働くケースを現役エンジニアが解説【体験談含む】

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はづき
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こんにちは!はづきです

文系から1部上場IT企業に就職しエンジニアをしています

困った人
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ITパスポートって就活で有利に働くの?

あまり役立たないって意見もあるみたいだけど。。

今回は『ITパスポートは就活で有利に働くのか?』という疑問について深掘りします

結論としては、ITパスポートは就活で有利に働きます

ただし、みなさんの置かれている状況や志望する企業、就活でのアピールの仕方によっては役立たないこともあるでしょう。その辺りについて解説しますので、ぜひお付き合いください

この記事の結論
  • ITパスポートは就活で評価されます
  • IT知識は評価されない。業種・業界への本気度をアピール
  • 理系出身や転職での評価は低い傾向あり

IT業界への就活を考えている方は、以下の記事も読んでみるといいと思います

実務力が評価される側面が強い業界なので、最低限のスキルを身に着けておくと有利になります。簡単なプログラミング経験だけでも、未経験よりは全然マシです

 

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ITパスポートとは

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

引用元:ITパスポート試験 iパスとは

ITパスポートとは、情報処理技術者試験の一つで、情報処理に関する基礎的な知識や技能を持つことを証明する資格です

情報処理に関する基本的な知識や技能を身につけたい方や、将来的に情報処理技術者を目指す方にとって、入門的な資格として役立ちます

具体的には、コンピュータの概要・情報システムの基礎知識、ワープロやスプレッドシートなどの基本的なアプリケーションソフトウェアの使い方、ネットワークの知識などが含まれます

難易度としては、高校生でも基礎的な情報処理の知識があれば合格することができます。試験は、2時間のCBT(Computer Based Testing)方式で構成されており、受験料は7,500円です(2023/2/26時点)

就活でのITパスポートの評価を解説

まずは「就活でITパスポートがどのように評価されるのか」について解説します

以下の内容について理解することで面接官との認識のずれを防ぎ、適切にアピールをすることができます。そのために、就活でのITパスポートの立ち位置を確認しましょう

資格自体が高く評価されることはない

ITパスポートは、資格自体が高く評価されることはありません

なぜなら、「誰でも取得ができる難易度の低い資格」だからです

誰でも頑張れば取得できるため、この資格を持っている人は多くいます。希少価値や専門性の観点からも資格自体の評価は高くないでしょう

そのため、ITパスポートのアピール方法として「合格できたから自分は優秀な人材である」という方向性は悪手でしょう

業界への関心・学習意欲は評価される

ITパスポートを取得する労力が評価されることはあります

文系やIT未経験者のITパスポート取得は、ITを用いる職種・業界への就職を真剣に考えていることをアピールすることができます

また、自ら学習する姿勢を示すことで他の求職者と差をつけることもできます。IT業界は、日々スキル習得が必要な業界です。自主的に学習する意欲を示すことも有効です

アピールポイント
  • IT職種・業界を真剣に志望していること
  • 自主的に学習する姿勢

理系出身や転職での評価は期待できない

ITパスポートは、理系出身や転職では評価が低い傾向があります

資格自体の難易度が低いため、理系・転職者ではさらに高いレベルを求められることが多いです

そのため、このような場合は上位資格である基本情報技術者試験の取得やプログラミング等の実務スキルを身に着けることで対応すると良いでしょう

ITパスポートが有利に働く企業の見極め方

当然、企業によってITパスポートが評価されるかどうかは異なります

ここでは、「有利に働く企業」の見極め方について紹介します。自分の志望する企業が当てはまっているかを確認して、資格取得に時間を割くかを考えましょう

インターンや説明会で直接聞く

インターンや説明会で人事に直接聞くのが手っ取り早いでしょう

ただし、聞き方には注意が必要です。

『ITパスポートは御社の選考で有利になりますか?』と聞くのはやめましょう。人事からすると『評価すると言ったら勉強するのか。主体性がないな。』と思われてしまいます

そこで、『御社で業務をするにあたり取得しておくと良い資格はありますか?』などと聞くと良いと思います。そうすると『うちに入社するなら資格よりプログラミングを勉強しておいたほうが良いよ!』などと企業が重視していることを教えてくれます

志望企業が求めているものをヒアリングして就活準備をすると良いです!

資格奨励金制度について調べてみる

「資格奨励金制度」の対象になっているということは、会社側が社員に取得して欲しいと考えている可能性が高いです

つまり、就活でも評価されやすいと考えられます

「資格奨励金制度」とは、企業が用意している福利厚生の1つで「○○資格を取得した社員には〇万円贈呈」といったご褒美制度です。企業によっては無かったり、名称が異なるかもしれません

企業のHPや評価サイトで社員に向けての「資格奨励金制度」を確認できます。事前に志望企業について調べておきましょう

IT人材の育成に力を入れているか調べる

IT未経験から募集している企業はITパスポートが評価される傾向にあります

ITスキルは入社してから研修等で育てようと考えているため、選考では実力が無くても「自主的に学ぶ姿勢」が評価されることがあります。そのため、ITパスポートを取得しておけば「継続的な学習」ができることをアピールすることができます

他資格と併せることで評価を高めることが可能

ITパスポートは単品ではアピールとしては弱いです

他の資格と一緒に提示することで、評価を高めましょう。以下では志望職種別におすすめの他資格を紹介します

ITエンジニアを志望する場合

ITエンジニアを志望する場合は、実務力も鍛えていることをアピールできるとプラスに働きます

特に、プログラミング言語に関する資格はIT業界でも持っていない人が結構います。志望企業で使う言語を調べて、取得しておくと評価が高いと思います

他のおすすめの資格
  • ITコーディネーター試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • 各種プログラミング言語で用意されている資格

事務職等の非IT職種を志望する場合

非IT職種では以下の資格を合わせて取得しておくと良いです

特にITパスポートとMOSを取得していると、「PCに強そう。。」という印象を持ってもらえます。他の就活者と差別化されて面接官の印象に残るためどちらもあると効果的です

他のおすすめの資格
  • MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
  • 日商簿記

ITパスポートをアピールする際の注意点

ITパスポートを就活の選考でアピールする際には注意が必要です

ポイントは「資格を誇らず謙虚に伝える」ことです!以下ではその点について解説します

IT知識を誇るのはNG

ITパスポートで証明できるIT知識のレベルは低いです

IT業界に就職するのであれば、さらに知識としては低レベルなものになります。そもそも、ITパスポートはユーザー側のIT知識を証明する資格であり、開発側の知識を証明する資格は基本情報技術者試験からになります

そのため、選考の場で『IT知識があります!』とアピールするのはやめましょう。「IT業界への就活に向けて現在勉強中です」という姿勢で臨みましょう

志望業種・業界への本気度を伝える

ITパスポートは志望業種・業界への本気度を伝える際に有効です

就活時期にITに関する勉強に時間を割いているということは、IT業界への関心が強いということを表します

企業からすると内定後に辞退されるケースは想定済みですが、できるだけ避けたいことではあります。そこで、様々な業界を考えている人よりもIT業界に絞って就活をしている人のほうが内定を出したくなります

【実話】ITパスポートに関する私の就活体験談

最後にITパスポートに関する私の就活体験談についてお話します

私が大学3~4年生のときの新卒就活の話です。ITパスポートを取得しIT業界の就活を進めていました

集団面接でIT資格を持たなかった就活生の話

文系・未経験者がIT業界を就活するときには必ず何かしらの勉強をしておきましょう!選考時点で質問攻めされることがあります

 

私と一緒に集団面接を受けた就活生がひどく質問攻めにあっていました

私もその方(A君)も文系で、面接官に『ITに関する勉強を何かしていますか?』と尋ねられました

私:「ITパスポートを取得しました。プログラミング言語も少し触っています。」

面接官:「そうなんですね。A君はどうですか?」

A君:「すみません。私は具体的には特に勉強はできていないです。」

面接官:「IT業界に入ってからの勉強だとこの業界に合わなかったときに大変だと思うんだけど、その辺りはどう考えてるかな?」

A君:「・・・」

以下略。

文系・未経験からIT業界を志望する場合、何かしらIT知識を学んでいる証拠があるといいと思います

それは資格でも、簡単なアプリのポートフォリオでもいいです!

「資格×プログラミング経験」が高く評価された話

私が就活するときにはプログラミングを少し勉強していました

Progateという学習サービスで少しJavaを学習して、プログラミングがどんなものかを理解してから就活に臨みました

面接官からは資格よりも、プログラミング経験の話のほうが評価されている印象がありました。やはり、適性を測るうえで実際にプログラミングを経験していて嫌悪感が無いことが証明されているほうが良いみたいです。雇ってから『やっぱりプログラミング楽しくないな。。辞めよ。』と言われても困りますからね

ITパスポートで勉強する姿勢を示し、プログラミング経験で実務への適性を伝えられると良いと思います!

まとめ

今回は「ITパスポートが就職で有利に働くかどうか」について解説しました

まとめ
  • ITパスポートは就活で評価される!
    • IT知識を誇示するのはNG
    • 業界への本気度や学習意欲をアピールする
  • 事前に資格が評価されるかを調べておくことがおすすめ!
    • インターン・説明会で間接的に聞く
    • 資格奨励金制度について調べてみる
  • 他資格と併せて取得すると良い!
    • ITコーディネーター試験
    • 情報セキュリティマネジメント試験
    • MOSや日商簿記

結局は、「何の資格を取るか」より「どうアピールするか」が重要だったりします

自分の長所や業界との関連を分析して、適切にアピールできるように準備を進めましょう

ITパスポート受験・就職活動、頑張ってください!

おしまい

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