【書評:20歳の自分に教えたいお金のきほん】若者の負担が増えていることをどう捉えるか。#年金・保険料

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こんにちは!はづきです!

最近、お金に関心が集まるようになってきたと感じます。

学校でも金融教育がはじまるらしいですね。

今回は大人になっていまさら聞けない、そんなお金の基本用語を解説している本を読んだので紹介します。

↓この記事はこんな人の役に立ちます。

  • 経済ニュースに出てくる用語がよくわからない。
  • お金に興味を持ち始めたばかりで基本中の基本から学びたい。
  • 子供のためにお金の勉強ができる本を探している。

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書籍紹介:20歳の自分に教えたいお金のきほん

書籍名は「20歳の自分に教えたいお金のきほん」。

著者はテレビでもおなじみの池上彰さんです。

池上さんといえば難しい社会事象をわかりやすく教えてくれる、そんな印象がありますよね。

私自身はもともとお金大好きな人間なのですが、池上さんがお金の何を20代に伝えたいのかが気になって読んでみました。

本の内容は、お金の基本用語と用語にまつわる社会背景の解説がメインでした。

例えば、

  • インフレ・デフレってなに?どっちがいい状況なのか。
  • 株式会社の仕組み。
  • 投資ってどんなもの?NISAってなに?
  • 税金と少子高齢化の関係。
  • 携帯料金ってどうして高かったの?

こういったことについてわかりやすくまとめられていました。

私も知った気になっていたところがいくつかあったので読んでよかったと感じます。

たばこやお酒の値段に占める税金の割合など、興味深いデータも多くあり飽きなかったです。

はづきの視点:高齢化によって若者の負担が増えていることをどう捉えるか

現在問題となっている少子高齢化についても取り上げられていました。

かつては胴上げ型(約9人の若者で高齢者1人を支える)だったのが、現在は騎馬戦型(約2人の若者で高齢者1人を支える)と言われるまで深刻な状態になっています。

当然、負担の多い若者の中には不満を感じる人もいるでしょう。

これに対して著書の中ではこのように締められています。

若い人は「仕送りするのか」と思うかもしれませんが、そんなあなたもいずれは年をとって仕送りしてもらう側になります。そのときになって若い人たちが「仕送りなんか嫌だよ。もっと自分のために使いたい」と言わないかどうか。そんなことになったら悲しいですよね。

今からせっせと高齢者のために仕送りをしておけば、自分が高齢者になったときに仕送りを受ける権利があるんだと、ポジティブに考えてみたらどうでしょうか。

引用:SB新書「20歳の自分に教えたいお金のきほん」(池上彰) p99

ここでは負担することを「仕送り」という言葉で表しています。

この文章は若者(?)である私にはとても考えさせられるものでした。

そして、私は「若者の負担増加」に対して今後こんな風に捉えていこうと思いました。

  • いまの現状に不満があるなら批判的な姿勢は持ち続けていい。
  • それとは別に、現状のルールでどう勝負をするか考える。

やはり、負担が増えていることに対しては正直不満を感じてしまいます。

今後、年金受給額は減少していくならなおさらです。

そして、私たちが高齢者になったときに、

そのときの若い世代の人たちが同じように不満を抱くとするのなら、このままの制度であり続けることはよくないでしょう。

ただ、不満ばかりを漏らしていても個人の力ではなかなか変えられないものもあると思います。

現状のルールに不満を言い続けて変わるのを待つより、このルール下で勝つ方法を探すほうが現実的だと感じました。

制度に対する批判は投票行動で示し、普段は生活がより良くなる方法を自分の手の範囲で探していく。

池上彰さんの「ポジティブに考えてみてはいかがでしょうか。」という言葉から、そんなことを考えた次第です。

みなさんはどう思うでしょうか? いろいろな人の考えを聞いてみたいです。

この本はこんな人におすすめ!

  • ニュースに出てくるお金の基本用語が知りたい人
  • 子供でも読みやすいお金の本を探している人
  • 時事問題に絡めた雑学を知りたい人

タイトルにもあるように「きほん」がテーマです。

読みやすく、わかりやすい、これがこの本を読んだ印象ですね。

この本はこんな人にはおすすめしないかな。

  • 財テクを知りたい人
  • お金ついてある程度教養のある人

この本はいわゆる「儲かる系」の話を中心とした本ではありません。

そのため、ビジネスの参考になればという人にはやや適さないと思います。

最後に

タイトル通り、20歳くらいには知っておいたほうがいいよな~、と思うことが盛りだくさんの内容でした。

そういった意味では、タイトルで過度な期待をさせ過ぎない良書だと思いました。

子供ができたら読ませてみたいですね笑

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

おしまい

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