【書評】「お金の流れでわかる世界の歴史」~マネー視点で歴史を紐解く面白さ~

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こんにちは!はづきです!

最近、歴史に興味を持ち本を読んでいます。

その中でも歴史初心者の私が読みやすく、かつ面白かった本があったので紹介したいと思います。

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【お金の流れでわかる世界の歴史】大村 大次郎

書籍の正式名称は【お金の流れでわかる世界の歴史~富、経済、権力・・・はこう「動いた」~】です。

内容をざっくりいうと、いろいろな国の盛衰をお金視点(マネー視点)で紐解いていくという内容です。

この視点の置き方が、お金大好きな私にとってはたまらなく面白かったです。

なぜ、あの国は強国になったのか。

なぜ、強国は強国で居続けることができなかったのか。

その疑問をお金や富から結論づけていきます。

著者は大村大次郎さん。

元国税調査官という経歴を持ち、フリーライターとしても活躍しています。

肩書きだけでもある程度信用を置けますが、

参考文献をしっかり明記している所が、私としては好印象でした。

個人的には次読む本を探すのに非常に助かります笑

この書籍は12章で書かれており、

古代から現代までの国々の盛衰をみていきます。

国々の盛衰パターンを比較できる!

ここが個人的には面白かったです。

どの国もパターンが似ているな~、と感じました。

【内容紹介】3000年続いた古代エジプトが滅びた理由

この書籍の冒頭で書かれている古代エジプトの内容をネタバレをしない程度に少し紹介します。

・・・

3000年という長期の安定を築きあげた古代エジプト。

この長い繁栄については土地柄から説明されることが多い。

周辺諸国から攻めることが困難な”広い砂漠”。

ナイル川周辺の"肥沃な大地"。

しかし、土地に恵まれていたのはこの時期に限った話ではない。

では、なぜ古代エジプトは長期に渡り豊かになったのか。

その一要因として、当時の”徴税制度”に秘密があると著者はいう。

例えば、当時の国王ファラオは慈悲深い徴税を行っていた。

「もし貧しい農民が税を納められなかったら、3分の2は免除せよ」

「もし税が払えなくても万策尽きてしまっているような者には、それ以上追求してはならない」

書籍名:お金の流れでわかる世界の歴史~富、経済、権力・・・はこう「動いた」(著者:大村 大次郎)

このように命じた記録が残っている。

徴税システム自体が優れていたことに加えて、このような寛容さがあったことから、

当時のエジプトは王だけでなく民たちも豊かな生活を送っていたという。

そんな、古代エジプトがなぜ滅亡に至ったのか、それもまた徴税に原因が、、

・・・

ここから先が非常に興味深かったです!

気になる人はぜひ読んで欲しいです。

この本がおすすめな人

  • 歴史や経済が好きな方
  • 社会が苦手科目だった方
  • 様々な土地の話をいっきに知りたい方

こんな方におすすめです。

私はどちらかというと文系科目が苦手だったので、歴史系の難しい本は読めないのですが、

この本は読みやすかったです。

この本が向いてない人

  • 歴史にかなり詳しい
  • ひとつの国についてじっくり知りたい
  • お金や権力といった話が苦手

逆に、いままでも歴史が大好きで勉強してきた!という方には知っていることも多いのかなと思いました。

最後に一言

歴史の勉強をしたいと思っていたときに、自分の知識レベルにあった本が見つかったので非常に楽しめました。

日本史に主眼を置いていたので今後はもう少し世界史にも注目していきたいです!

ここまで読んで頂きありがとうございました。

おしまい

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